SNSやネット掲示板、野球コミュニティを分析すると、「イチロー」と「栗山英樹」という二つの固有名詞が並ぶだけで、ファンの熱量は一気に跳ね上がります。ネット上の膨大な声を分類すると、主に3つの強い関心領域が存在することが分かります。
1点目は「二人の対談動画や対話をノーカットで見たい」という熱望です。過去にキャンプ地などで交わされた立ち話の映像が動画サイトにアップロードされるたび、数十万回規模で再生され、「野球の真理を語り合っている」「栗山さんの前だとイチローが穏やかで楽しそうな笑顔を見せる」といった書き込みが相次ぎます。
2点目は「指導者としての相補性」に対する賛辞です。ネット掲示板の野球ファンからは、「もし栗山総監督・イチローヘッドコーチの侍ジャパンがあったら世界最強かつ隙がない」「精神的な防波堤になる栗山と、技術の細部を徹底指導するイチローは現代の理想的なツートップ」といった論調が常に根強く存在します。
3点目は、ビジネスパーソン層からの「現代組織論の教科書」としての受け止めです。厳しい自己研鑽を要求するイチローの美学に憧れつつも、現実の社会では栗山氏のような「まず受け止め、肯定してくれる上司」がいなければ組織が立ち行かないという、リアルな労働環境への投影が頻繁に語られています。