大人同士のタンデムと比べ、子供を乗せたライディングでは普段以上の繊細なマシンコントロールが求められます。体重が軽い子供は車体の急な挙動変化に耐えられず、バランスを崩しやすいためです。
発進時はクラッチを優しく繋ぎ、ブレーキングは極力前後の荷重移動を抑えたスムーズな減速を心がけます。急激なシフトダウンによる強いエンジンブレーキや、深いバンク角でのコーナリングは子供に恐怖心を与え、体が硬直して危険な状態を招きます。
また、ヘルメット越しに会話ができるBluetoothインカム(インターコム)の導入は極めて効果的です。「右に曲がるよ」「少しブレーキを強めるね」といった事前の声かけを行えるだけでなく、子供の返事のトーンから眠気や体調の異変をリアルタイムで察知できます。走行30分から1時間ごとに休憩を挟み、水分補給と集中力の回復を図る計画的なツーリング設計が不可欠です。