7弦ギター選びで最も失敗しやすいポイントが、スケール(弦長)の選択と弦の太さ(ゲージ)のバランスです。6弦と同じ感覚で選ぶと、7弦の音がペチペチと波打ち、ピッキングした瞬間にピッチ(音程)がシャープしてしまう現象に悩まされます。
ギターのスケールには主に以下の規格が存在します。
- 25.5インチ(ロングスケール / レギュラースケール):ストラトキャスター等と同じ標準弦長。チョーキングが容易で指が届きやすいが、Low-Bのテンションを保つには太い弦が必要。
- 26.5インチ〜27インチ(スーパーロング / バリトンスケール):テンション感を稼ぎやすく、Low-BやドロップAでも輪郭のあるアタック音と正確なピッチが得られる。
- マルチスケール(ファンドフレット):高音弦側を25.5インチ、低音弦側を27インチのように扇状に配置。ソロの弾きやすさと低音弦のハリを両立する現代の主流技術。
弦ゲージの選定においては、レギュラーチューニング主体であれば「.010 - .059」または「.009 - .054」が基本となります。しかし、ドロップAまで下げる場合は、7弦を「.062」〜「.068」程度の太さに設定しなければテンションが緩み、アンプから濁った低音しか出なくなります。自身のやりたいチューニングに合わせた弦のゲージ設計が不可欠です。