セルフケアで改善しない場合、どの診療科を選択すべきか迷う読者も多いはずです。診療科の役割分担を理解しておくことで、最適な処置を最短で受けることが可能になります。
基本の選び方:
喉の痛み、鼻水、鼻づまり、目のかゆみ、耳の奥のかゆみが主症状であれば「耳鼻咽喉科」が最も適しています。内視鏡(ファイバースコープ)を用いて咽頭・喉頭の粘膜状態を直接視診し、院内ネブライザー吸入治療や高精度の局所処置を受けられる点が大きなメリットです。
一方、喉の痛みに加えて「ゼーゼー・ヒューヒューという喘鳴がある」「夜間に激しい咳で起き上がってしまう」「胸の圧迫感がある」といった呼吸器症状が顕著な場合は、「内科」または「呼吸器内科」を受診してください。
【プロの結論】セルフケアで様子見できる人・今すぐ受診すべき人の判断基準
▼ セルフケア(市販薬・漢方)で様子見が可能な条件:
- 熱がなく、喉の症状が「イガイガ感」「軽い乾燥痛」にとどまる
- 市販の抗アレルギー薬やトローチを服用して1〜2日以内に症状の緩和傾向が見られる
- 飲食や睡眠に支障をきたしていない
▼ 早期に専門医療機関を受診すべき危険シグナル:
- 唾を飲み込むことすら困難なほどの激痛がある(扁桃周囲膿瘍や急性喉頭蓋炎の除外が必要)
- 38℃以上の高熱や悪寒、倦怠感が突発的に出現した(インフルエンザ等の感染症合併)
- 市販薬を5日間継続しても全く症状が改善しない、または悪化している
- 咳が2週間以上止まらず、息苦しさや喘鳴(ヒューヒュー音)を伴っている