テレビアニメ放送時、ネットコミュニティ(SNSや5ちゃんねる、知恵袋など)で最も激しい議論を巻き起こしたのが、アニメ第1期第12話「ともだち」における穂乃果の行動と挫折です。
文化祭ライブでの過労による倒れ込み、ラブライブ本戦辞退、さらに親友・南ことりの海外留学発覚が重なり、精神的に追い詰められた穂乃果は「スクールアイドルを辞める」と口にしてしまいます。この描写に対し、当時のネット上では「リーダーとしての無責任さ」「独善的すぎる」といった厳しい批判が一部で噴出しました。
しかし、制作陣のインタビューや物語全体の構造を振り返ると、この展開は意図された「主人公の人間的限界と成長の必然的プロセス」でした。穂乃果は超人ではなく、あくまで16歳の普通の女子高校生です。一人で重圧を背負い込み、周囲の期待に応えようとした結果の「燃え尽き症候群(バーンアウト)」であり、そこから仲間たちに支えられて再び立ち上がる姿こそが、第2期の奇跡的な結束へと繋がる重要な伏線となっています。
現在では「完璧な聖人君子ではないからこそ、血の通ったリアルな主人公として愛せる」という評価が定着しており、初期のネットの過剰なバッシングは物語の深みを証明する通過点であったと捉え直されています。