韓国語を母国語とするボーイズグループが全編英語の楽曲を連続リリースしたことに対し、当時のK-POP産業内部では激しい賛否両論が巻き起こった。「アイデンティティの喪失ではないか」「欧米市場への過度な迎合ではないか」という批評家たちの懐疑的な視線だ。しかし、音楽配信業界のデータはその懸念を鮮やかに覆した。
HYBEが仕掛けたグローバル戦略のなかで、英語詞は単なる言語の選択ではなく、世界中のリスナーとダイレクトに対話するための「共通のツール」として機能した。母国語の美しさを知る彼らだからこそ、あえて最も広く流通する言葉を借り、痛みを共有する手段として差し出したのだ。地域的なジャンルと見なされていたK-POPの枠組みを根底から解体し、真のグローバル・ポップへと押し上げる決定打となったのが、この英語シングル群だった。