「無添加と書いてあるから安心」という認識には、知られざる盲点が存在します。添加物を使っていないこと自体が、直ちにその食品の栄養価や健康効果を高めるわけではありません。
典型的な無添加の落とし穴として挙げられるのが、「味や保存性の補填」です。たとえば、保存料や化学調味料をカットした結果、風味や日持ちを保つために大量の食塩や砂糖、異性化液糖が使われているケースは珍しくありません。添加物を避けたつもりが、糖分や塩分の過剰摂取につながっては本末転倒です。
さらに見過ごせないのが「特定の添加物だけを抜いている」パターンです。「着色料無添加」と大きくアピールされていても、保存料や酸化防止剤は通常通り使われているといった事例は日常茶飯事です。言葉の響きだけで判断せず、製品全体として何が含まれているのかを冷静に見極めるリテラシーが求められます。