1979年にリリースされ、社会現象を巻き起こした『関白宣言』。男尊女卑の歌詞だと当時は一部で論争も起きたが、その本質は「お前を生涯愛し抜く」という究極の愛の誓いである。この楽曲のヒロインこそが妻なのではないかという噂は、長年にわたりファンの間で語り継がれてきた。
実際には楽曲の発表時期と結婚のタイミングには数年の隔たりがあるため、直接的なモデルというわけではない。しかし、さだ自身が理想とした「互いに慈しみ合い、最期まで添い遂げる絆」のイメージは、まさに後に結ばれる妻との関係性そのものだった。関白宣言の歌詞にある「俺より前に死んではいけない」というフレーズは、時を経て二人の現実の夫婦生活の中で見事に体現されている。