サカキの表の顔は、カントー地方最後の砦であるトキワジムのジムリーダーです。エキスパートとしてじめんタイプのポケモンを自在に操り、挑戦者に絶望的な実力差を見せつける実力者でした。しかしその真の正体は、カントー・ジョウト全域を震撼させた犯罪組織「ロケット団」の総帥です。
タマムシシティの地下スロットビルを秘密基地とし、シルフカンパニーの占拠やポケモンの生体実験など、利益と世界征服のために冷徹な指揮を執っていました。裏設定資料や初期の公式ドラマCD『ミュウツーの誕生』によると、ロケット団の先代ボスはサカキの実母である「マダム・ボス」とされています。サカキは母の事業を受け継ぎ、世界規模の巨大マフィアへと急成長させた生粋のエリート首領でした。
主人公であるレッドにトキワジムで敗北したサカキは、自らの非力さを認め、潔くロケット団の解散を宣言して姿を消します。単なる利己的な悪党にとどまらず、敗北を受け入れ部下たちを解散させる引き際の美学を持っていた点こそ、彼が単なる悪役を超えて愛される大きな理由です。