Q1:数珠を持っていません。通夜の参列前にお寺や会場で購入できますか?また、持参しないと失礼ですか?
A1:仏式の通夜において数珠は本来必携の法具ですが、手元にない場合は無理に購入したり知人に借りたりする必要はありません。数珠を持参しないこと自体で入場を断られることはありません。焼香の際は、両手を素手のまま胸の前で合わせ、故人の冥福を心から祈って一礼してください。なお、百円均一や量販店、仏具店、駅構内の売店等で略式数珠(片手念珠)が数千円から手に入るため、今後のために1本用意しておくことをおすすめします。
Q2:香典袋の表書きは薄墨で書くべきですか?普通の黒いサインペンやボールペンはNGですか?
A2:通夜や葬儀の香典袋は、原則として薄墨(うすずみ)の筆や筆ペンで書くのがマナーです。薄墨には「突然の訃報に涙で墨が薄れてしまった」「急ぎ駆けつけたため墨を十分に磨れなかった」という深い哀悼の意が込められています。濃い黒のサインペンやボールペンで書くことは略式とみなされ、特にボールペンは事務的な印象を与えるため表書きには避けるべきです。中袋の住所・氏名・金額に関しては、受付係が判読しやすいよう黒のサインペンで記入しても問題ありません。
Q3:キリスト教や神道の通夜・葬儀でも数珠は持っていきますか?
A3:数珠は仏教独自の法具であるため、神道(神葬祭)やキリスト教(プロテスタント・カトリック)の前夜祭・通夜の集いでは不要です。神式やキリスト教式に数珠を持参して焼香代わりに献花や玉串奉奠(たまぐしほうてん)を行うと、宗教作法として不自然になります。香典袋の表書きも異なり、神式では「御神前」「御玉串料」、キリスト教式では「御花料」を用います。
Q4:バッグを持たず、スーツの内ポケットに香典を入れて持参しても良いですか?
A4:男性の場合、スーツの内ポケットに香典袋を収めること自体は禁止されていません。ただし、その場合でも必ず袱紗(ふくさ)に包んだ状態で内ポケットに入れる必要があります。剥き出しのままポケットに入れると、封筒が折れたり汚れたりする原因になり、何より受付で取り出す所作が乱雑に見えます。薄型の金封袱紗であれば、スーツの内ポケットにもすっきりと収まります。