広島市中区加古町の水辺に位置するこの会場は、1985年の開館以来、広島の文化・芸能シーンのランドマークとして機能してきました。長年「旧広島厚生年金会館(ウェルシティ広島)」の名称で親しまれた後、施設の所有権移転を経て「広島市文化交流会館」のメインホールとなり、ネーミングライツによって「広島文化学園HBGホール」と命名されています。
公表されている公式基本仕様によると、総キャパシティは2,001席(1階席:1,144席、2階席:857席 ※車椅子席を含む)。オーケストラピットを使用する公演では1階最前列エリア(1〜3列付近の最大136席)が撤去され、有効座席数が約1,865席へと変動します。中四国地方の多目的ホールとしては屈指の規模を誇り、アリーナクラスの一歩手前となるホールツアーの「聖地」として定着しています。
構造面の特徴は、プロセニアム形式(額縁舞台)を採用したクラシカルな劇場構造です。客席の空間容積が贅沢に確保されており、オーケストラやクラシック公演にも耐えうる豊かな自然残響と、ロックやポップスの大音圧を破綻させずに受け止める堅牢な壁面反射を兼ね備えています。