リフレーミングとは?短所を長所に変える具体例一覧と実践心理学

リフレーミングとは?短所を長所に変える具体例一覧と実践心理学

リフレーミングとは?短所を長所に変える具体例一覧と実践心理学について押さえておきたい 注意点を厳選して解説いたします。

リフレーミング(Reframing)の原義は、絵画の「額縁(Frame)を掛け替える」ことに由来します。同じ絵画であっても、重厚な木製フレームに入れるか、洗練されたモダンな銀色フレームに入れるかによって、鑑賞者が受ける印象は一変します。心理学におけるリフレーミングも同様に、ある出来事や人物の性格に対する認識の枠組みを変え、別の意味や価値を与える認知操作を指します。

この概念が広く普及した背景には、1970年代にリチャード・バンドラーとジョン・グリンダーが創始したNLP(神経言語プログラミング)心理学があります。さらに、アーロン・ベックらが提唱した認知行動療法(CBT)のアプローチにおいても、思考の偏り(自動思考)を修正し、現実的で柔軟な捉え方を獲得するためのコア技法として位置づけられてきました。

心理学におけるリフレーミングは、大きく以下の2つのアプローチに分類されます。

  • 意味のリフレーミング:起きた出来事や性格特性そのものに対する解釈・意味付けを変えるアプローチ。(例:「ミスをした」→「改善すべきプロセスが明確になった」)
  • 状況のリフレーミング:その特性や事象が「どのような文脈や環境であれば有効に機能するか」という背景を変えるアプローチ。(例:「落ち着きがない」→「変化が激しく即応性が求められる新規事業の現場で真価を発揮する」)

事実そのものをねじ曲げて嘘をつくのではなく、「事実の多面性に着目し、これまで見落としていた有益な側面に光を当てる」点に、リフレーミングの本質があります。

池田 達也
著者

池田 達也

Webメディアでの編集・執筆歴10年。読者の好奇心を刺激するストーリー作りを心がけています。