物語の核となるのは、人気音楽プロデューサーの啓吾(金城武)と、彼の大ファンである女子高校生・真生(深田恭子)の出会いです。コンサートチケットを手に入れるための援助交際、その一夜の過ちがもたらしたHIV・エイズという過酷な現実。絶望の淵に立たされた真生と、過去の傷を抱えて心を閉ざしていた啓吾が、互いの魂を救い合っていく過程は息をのむ美しさでした。
新鋭女優として抜擢された深田恭子は、無垢な少女が過酷な運命を受け入れ、強く成長していく姿を見事に体現しました。一方のアジアのスター金城武も、クールな外見の裏に秘めた葛藤と情熱を繊細に演じ切り、二人の間に生まれた化学反応がドラマのリアリティを極限まで高めたのです。