部活動の輝きはグラウンドの野球部にとどまらない。体育館や武道場、テニスコートからは、全国高等学校総合体育大会(インターハイ)の切符を狙う運動各部の熱気が立ち上る。
独自取材で見えてきたのは、タイトなスケジュールの中で学業と部活動を高度に両立させる生徒たちの自律心だ。定期試験前には部活動単位で勉強会を開き、仲間同士で教え合う文化が定着している。吹奏楽部や美術部をはじめとする文化部も各種コンクールで高い評価を得ており、校舎内は多様な才能と情熱で満ちあふれている。
「部活動で培った集中力と粘り強さは、必ず受験勉強の土壇場で生きる」。ある運動部の顧問が語ったその言葉通り、部活動引退後に驚異的な追い上げを見せて難関大学合格を勝ち取る生徒は少なくない。文武両道は単なるスローガンではなく、校風そのものとして息づいている。