Q1:「望むところです」と語尾を丁寧語に直せば、上司に対して使っても問題ありませんか?
A1:ビジネスシーンでは上司に対しても使用を避けるべきです。「望むところ」という言葉自体に対等目線や好戦的なニュアンスが含まれており、上司の指示を部下が審査して歓迎しているような不遜な印象を与えます。「喜んでお引き受けいたします」や「ぜひ挑戦させてください」と言い換えましょう。
Q2:「受けて立つ」と「望むところだ」の最大の違いは何ですか?
A2:主体性と能動性の違いにあります。「受けて立つ」は相手の勝負や仕掛けに対して「逃げずに受けてあげる」という応戦・迎撃のスタンスです。対して「望むところだ」は「受けるどころか、まさにこちらが最初から願っていた好機だ」という能動的な歓迎のニュアンスが強くなります。
Q3:取引先からの好条件な提案メールに対して「渡りに船のお話です」と返信しても大丈夫ですか?
A3:失礼にあたるため避けましょう。「渡りに船」には「困っていたので都合よく助かった」という響きがあり、取引先を都合のいい救済措置のように扱っている印象を与えかねません。相手からの提案を歓迎する際は「願ってもないお話でございます」「大変ありがたく存じます」とお礼を伝えるのが適切です。