Q1:江戸時代の庶民女性は、本当に自分の意思で離婚できたのですか?
A1:可能です。夫からの暴力や生活能力の欠如がある場合、実家の父親や親類が仲介に入って三行半を書かせるのが一般的でした。夫が頑なに拒否した場合でも、鎌倉の東慶寺などの縁切寺に駆け込むことで、法的な救済を受けて離婚を成立させることができました。
Q2:なぜ既婚女性はお歯黒や眉剃りをしたのですか?
A2:誰が見ても「結婚していること(お歯黒)」や「出産を経験したこと(引眉)」がひと目でわかる身分標識でした。男性過多の江戸社会において、既婚女性が無用なナンパやトラブルを避ける魔除けの意味合いと、一人前の大人の女性としての誇りを示す社会的規範でした。
Q3:江戸時代の女性は自由に旅をすることはできたのですか?
A3:庶民の女性であれば、名主や菩提寺から発行される「往来手形(身分証明書)」を取得することで、お伊勢参りや金毘羅参り、温泉湯治などの旅をすることができました。関所で厳しい尋問を受けたのは、主に江戸屋敷から脱走を試みる大名家の女性たちでした。