在来線特急における二大巨頭、特急踊り子とサフィール踊り子の比較も旅行者の関心を集めるテーマです。両者は同じ線路を走る特急列車でありながら、ターゲット層と車内設備において明確な差別化が図られています。
E257系リニューアル車両で運行される「特急踊り子」は、全席指定席で各座席に窓側コンセントや大型テーブルを備え、実用性と快適性を高次元で両立しています。事前決済によるチケットレス特急券を活用すれば特急料金が割引され、片道3,000円台前半での移動が可能です。「新幹線より少し安く、普通列車のように座席争奪戦に巻き込まれたくない」という層に最適なバランス型といえます。
一方、E261系で運行される「サフィール踊り子」は全車グリーン席以上のプレミアム仕様です。天窓から陽光が差し込む開放的な2+1列配置のグリーン席、グループ旅行で圧倒的なプライベート感を誇るグリーン個室、さらには専属アテンダントが食事やドリンクを提供するカフェテリア(ヌードルバー)を連結しています。運賃・料金は合計6,000円台〜と新幹線指定席を大きく上回りますが、「移動時間そのものを上質な旅のエンターテインメントに昇華させたい」という記念日旅行や特別な週末には無類の価値を提供します。