今注目を集めている カート・コバーン遺書の全真相|最後の言葉と死因疑惑を徹底解剖について、多角的な視点を整理して公開しています。
シアトル市警による公式発表は「レミントン社製20番径ショットガンによる頭部への自傷(自殺)」である。しかし、当時の捜査資料や毒物検査の結果が公になるにつれ、世界中のジャーナリストや研究者の間で他殺説が激しく渦巻くこととなった。
火付け役となったのは、コートニー・ラブが雇っていた元ロサンゼルス郡保安局の私立探偵トム・グラントである。彼は捜査の過程で数々の不自然な点を発見し、独自の調査結果を告発し続けた。公式発表のデータと他殺説の根拠を客観的に比較・検証した一覧が以下である。
検証項目公式捜査・客観データ(検死結果)他殺説・異論側の指摘専門家・メディアの見解体内ヘロイン濃度血液中から1.52mg/Lのモルヒネ(ヘロイン代謝物)を検出通常人の致死量の約3倍。即座に昏睡状態に陥る量であり、自力で銃を構えて引き金を引くのは物理的に不可能と主張重度依存者の耐性値には個体差があるものの、極めて異常に高い数値であることは医学的にも争いがない遺書の筆跡鑑定手紙全編にわたって本人の自筆であると警察が断定手紙の大半は「音楽業界からの引退宣言」であり、自殺を仄めかす末尾の4行のみ別人の筆跡・筆圧であると主張民間鑑定士の間で見解が真っ向から対立。薬物影響下による筆跡変化の範疇とする説も根強い凶器・現場の指紋ショットガン本体から判読可能な指紋は検出されず(不鮮明な痕跡のみ)素手で銃を扱い自殺したのなら指紋が鮮明に残るはずであり、何者かが拭き取った証拠だと主張銃器の表面素材や発射時の衝撃によって指紋が付着・残存しないケースは鑑識上珍しくないショットガン弾薬の購入親友ディラン・カールソンがカートに同行し銃を購入したと証言カート本人が「不法侵入者からの自衛のため」と友人に語っていた点を疑問視直前にリハビリ施設を脱走していた精神的錯乱状態の裏付けと解釈されている
2014年、没後20年を迎えたシアトル市警は保管されていた現場の未現像フィルム35本を現像し、コールドケース(未解決事件)の専任刑事による再検証を行った。その結果、「現場は施錠された完全な密室であり、第三者が侵入した形跡はない」として、改めて自殺の結論を再確認している。