冬場になると「最近、手のひらや足の裏がなんとなく黄色い……」と感じたことはないだろうか。実はこれ、「柑皮症(かんぴしょう)」と呼ばれる身体の自然な反応である。みかんに豊富に含まれる色素成分「β-クリプトキサンチン」や「β-カロテン」が、皮膚の角質層や脂肪組織に蓄積されることで発生する。
柑皮症そのものは内臓の病気ではなく、食べる量を減らせば時間とともに自然と元の肌色に戻る。身体に直接的な害があるわけではないが、「体内のカロテノイドが飽和状態に達している」という視覚的なアラートだ。肌色の変化に気づいたら、食べるペースを少し落とすサインと捉えるのが賢明である。