彼女の体調異変が公に取り沙汰されるようになったのは、2010年代に入ってからのことだ。一部の週刊誌が、彼女が重い病を患っており外出も容易ではない状態にあると報じたことがきっかけとなった。当時、記事内では明確な病名こそ伏せられていたものの、「歩行や動作に困難が生じる神経系の疾患」と伝えられたことで、世間の関心は一気に高まった。
その後、医療関係者やメディアの分析を通じて挙げられたのがパーキンソン病という病名だ。この疾患は脳内のドパミン神経細胞が減少し、身体の動きに障害が出る国指定の指定難病である。進行性の病気であり、根治を目指す治療法は確立されていない。鷲尾いさ子本人や所属事務所からの公式な病名発表は行われていないが、報じられた症状の徴候が合致することから、この説が有力視されるようになった。