Q1:爪の先の白い隙間に汚れが溜まります。爪楊枝やブラシで掃除しても良いですか?
A1:絶対におすすめできません。爪楊枝などの尖った道具を差し込むと、爪と爪床を接着している皮膚(ハイポニキウム)が剥がれ、剥離の範囲が確実に広がります。汚れが気になるときは無理に掻き出さず、ぬるま湯と石鹸の泡で優しく指先を包み洗いし、流水で流すだけに留めてください。
Q2:爪甲剥離症は市販薬だけで治すことができますか?
A2:乾燥が主原因である初期の段階であれば、高保湿のネイルオイルや軟膏によるケアで改善する場合があります。しかし、真菌(カンジダや白癬菌)の繁殖や細菌感染が関与している場合、市販のハンドクリームでは効果がなく、かえって症状をこじらせる危険があります。2週間セルフケアを続けても改善傾向が見られない場合は、皮膚科を受診してください。
Q3:爪にできる白い斑点は、カルシウムや亜鉛の不足が原因でしょうか?
A3:小さな点状の白斑(点状爪甲白斑)のほとんどは、爪の付け根(爪母)に軽い衝撃が加わったことによる一時的な空気の混入であり、特定の栄養不足が直接の原因であるケースは稀です。ただし、爪全体が白っぽく不健康に濁り、爪自体が薄く脆くなっている場合は、鉄分や亜鉛、良質なタンパク質が不足しているサインの可能性があります。
Q4:爪の先端だけでなく、爪全体が白くなってきました。何科を受診すべきですか?
A4:爪全体が白濁し、表面が厚く崩れるような状態であれば、まずは皮膚科を受診して爪水虫(爪白癬)の検査を受けてください。一方で、爪の厚みや質感に変化がないにもかかわらず爪床全体が白く濁り、爪先の細い帯だけがピンクや赤褐色に残っているような場合は、肝疾患や腎不全などの全身疾患が疑われます。その際は一般内科や消化器内科での血液検査をおすすめします。