国民民主党の比例票がここまで伸びた理由は複合的なものだが、最大の要因は「手取りを増やす」という生活実感に直結した政策メッセージにある。2026年の臨時国会以降、国民民主党はガソリン減税や電気代負担軽減、いわゆる「年収の壁」見直しなどを前面に押し出し、与党との政策協議でも一定の成果を得たとされる。
この過程で有権者が目にしたのは、「対決だけの野党でも、全面協調の与党でもない」第三の立ち位置だった。公式発表資料や国会でのやり取りを報じた各社の報道によると、国民民主党の政策要求は具体的な数値目標や制度変更を伴っており、SNS上でも「わかりやすい」「生活に直結している」と拡散されやすかった。
さらに2026年から2026年にかけては、物価高の継続と実質賃金の伸び悩みが続いた。この経済環境が、生活費の引き下げを前面に掲げる国民民主党への比例票を押し上げた側面は否定できない。特に子育て世帯や現役世代の支持が厚く、従来の固定支持層を持たない政党としては異例の広がりを見せている。