崇教真光のルーツは、陸軍将校出身の岡田光玉(本名:岡田良一、1901–1974年)が1959年に立教した神仏習合系の新宗教運動にあります。岡田光玉はもともと世界救世教の幹部として活動していましたが、重病の克服体験を経て「神示を受けた」として独立しました。岡田光玉の死後、後継者争いから「世界真光文明教団」と、養女の岡田恵珠が率いる「崇教真光」へと分派した歴史的経緯を持っています。現在は第三代教え主である岡田光央が教団を統率しています。
教団の象徴となっているのが、岐阜県高山市に建立された広大な拠点です。1984年に竣工した「世界総本山(ス座高天原世界総本山富士奥宮)」は、ピラミッドやマヤ文明を彷彿とさせる独特の巨石建築と黄金に輝く屋根が特徴で、周辺には本格的な文化施設である「光ミュージアム」も併設されています。地元では観光名所や地域行事の協力団体として一定の知名度を持つ一方、その圧倒的なスケール感と異国情緒漂う景観は、外部の来訪者に強烈なインパクトを与え続けています。
崇教真光が掲げる基本的な教理は、宇宙の最高神「御親元主真光大御神(みおやもとすまひかりおおみかみ)」の聖なる光を取り次ぎ、人類の魂と地球環境を浄化するというものです。岡田光玉は「霊主体従(霊が主であり、肉体や物質は従である)」を説き、病気や貧困、家庭不和などのあらゆる災いは、過去の因縁や「未成仏霊(憑依霊)」による魂の曇りが原因であると定義しました。この根本教義が、教団最大の儀礼である「手かざし」へと直結しています。