杉田家を語る上で欠かせないのが、家系ラーメンの歴史そのものと言える創業の背景です。1999年、家系総本山である「吉村家」が横浜駅西口へと店舗を移転した際、その発祥の地である磯子区新杉田の店舗跡地を継承する形で産声を上げたのが杉田家 本店でした。
店主である津村進氏は、元東大農学部付属農場勤務という異色の経歴を持ちながら、吉村家の創業者である吉村実氏の元で極めて過酷な修業を耐え抜いた人物です。その実力と忠誠心が認められ、記念すべき吉村家直系1号店の看板を託されました。
単なる暖簾分けにとどまらず、総本山の魂と技術を寸分の狂いもなく受け継ぎながら、四半世紀にわたり味の進化を追求し続けている点こそ、杉田家がラーメン界で別格の敬意を集める決定的な理由です。