紫波中央駅前の開発を語る上で欠かせないのが「オガールプロジェクト」だ。多くの自治体が国の補助金を前提に施設を建て、維持管理費で財政を圧迫させるなか、紫波町が選んだのは徹底した逆算のまちづくりだった。
主導したのは、オガール紫波株式会社を率いる岡崎正信氏。同氏が提唱したのは、先に民間需要と事業計画を固め、その収益の範囲内で不動産を設計・建設する手法だ。無駄な豪華さを排し、地域住民が真に求める図書館、バレーボール専用アリーナ、商業施設、ホテルなどを順次整備。結果として、年間100万人規模の交流人口を生み出す拠点が誕生した。