かつてスターバックスが提唱した「サードプレイス(第3の場所)」は、もはや自宅の外だけにあるものではなくなった。2026年の現在、若者たちは自宅そのものを職場でもあり、休息の場でもある多機能空間へと変貌させている。特に都市部の狭小アパートにおいて、この傾向は顕著だ。
「外に出かけるとお金がかかるし、どこに行っても人が多い」と語る都内在住のIT企業勤務(26)は、ベッドを隠し、部屋の中心に大きな木製テーブルを置いた。一杯のコーヒーを丁寧に淹れる時間こそが、乱雑な日常から頭を切り替えるスイッチになっているという。