岡山県が長年打ち出してきた「晴れの国」という認知。年間降水日数1ミリ未満の日数が全国トップレベルであるデータ自体は今も揺らいでいない。しかし気候データの詳細を解析すると、雨の降り方に明確なパターンの変化が浮かび上がる。全体の日数が大きく増えたわけではない。その代わり、一回ごとの降雨集中度が著しく高まっているのだ。
瀬戸内海から流入する暖かく湿った空気の流路が微妙に変化した影響で、夏場の最高気温が35度を超える真夏日の連続記録は更新傾向にある。都市部だけでなく山間部に至るまで熱帯夜が増加しており、気象関係者は単なる「温暖」から「亜熱帯化の予兆」への警戒レベルを引き上げつつある。