高円宮憲仁親王と寛仁親王は、従兄弟同士という極めて近い関係に位置されていた。皇室内部における宮様方の深い絆は、当然ながらそれぞれの妃殿下である寛仁親王妃信子さまと高円宮妃久子さまの間にも温かい交流をもたらした。
自由民主党の要職を歴任し、内閣総理大臣を務めた麻生太郎氏にとって、妹の信子さまを通じて皇室の活動やご意向を間接的に知る機会があったことは広く知られている。皇室と自民党という、日本の権威と権力の象徴が、人情味溢れる家族愛や親族関係を介して穏やかに響き合っていた時代。その中心に、高円宮家と麻生家の存在があったのだ。