賃貸住宅での家具DIYにおいて最大の障壁となるのが、退去時の原状回復やボックス本体への加工制限です。特に一般的なカラーボックスは表面に薄いプリント紙が貼られており、粘着テープを直貼りすると剥がす際に表面材が破れてしまいます。この問題を回避しながら、カラーボックスの扉に穴を開けない賃貸対応ワザとして現場で多用されているのが「下地保護法」と「マグネット・面ファスナー併用工法」です。
最も信頼性の高い手順は、蝶番や固定パーツを取り付ける位置にまず幅広のマスキングテープ(養生用和紙テープ)をしっかりと圧着し、その上から超強力アクリルフォーム両面テープを重ね張りする方法です。マスキングテープの低粘着性がカラーボックスの化粧紙を守りつつ、アクリルフォームテープが強力なせん断接着力を発揮するため、日常的な開閉動作で扉が脱落する事故を未然に防ぎます。
さらに、扉が不用意に開いてしまうのを防ぐカラーボックス扉のマグネットキャッチの取り付けにも、この非破壊工法が応用できます。マグネット本体をボックス天板内側に両面テープで固定し、扉側には付属の金属プレート(受座)を貼り付けるだけで、市販の高級キャビネットさながらの小気味よい密閉感が手に入ります。