田中規子が築いたヒロイン像は、その後の日本のエンターテインメント業界に多大な影響を与えた。単に守られる存在ではなく、知性と行動力を備えて戦う女性像は、90年代以降のアニメや実写ドラマにおける女性キャラクターの描写にも通底している。
東映株式会社が手がけた数々の特撮ヒーロー作品の中でも、『チェンジマン』の完成度は極めて高いとされる。テレビ朝日系列で毎週土曜日の夕方に放送されていたあの時代、テレビ画面に釘付けになった子どもたちにとって、田中規子が演じた渚さやかは憧れであり、青春の1ページそのものであった。