Web上やファンの間で時折見られる誤解や疑問について、事実関係を整理して検証します。
誤解1:マリーは一人っ子であり、兄たちは後付け設定である?
これは完全な誤解です。1970年の映画公開当初から、マリー、トゥルーズ、ベルリオーズは母ダッチェスの子どもとして同時に登場しています。2000年代初頭の日本国内において、ピンクを基調としたキュートなビジュアルが女子中高生や若い女性のファッショントレンドと合致し、マリー単体のグッズが先行して爆発的にヒットしたため、「マリー=単独キャラクター」というパブリックイメージが定着してしまったのが実情です。
誤解2:トーマス・オマリーは3兄妹の実の父親である?
劇中で母子を窮地から救い、最終的に家族となる心優しい野良猫トーマス・オマリーですが、彼は3兄妹の実父ではありません。物語のラストで母ダッチェスと結ばれることで、3兄妹の「育ての父親(義父)」となります。実の父親に関する描写は映画本編には一切存在せず、ダッチェスが貴族の邸宅で大切に育てていたという設定のみが明かされています。
誤解3:マリーが一番大人しい性格である?
白猫の可憐なビジュアルから「おしとやかな性格」と思われがちですが、本編でのマリーは非常に勝ち気で自己主張がはっきりしています。「女の子だからレディファーストよ」と兄たちを押しのけて前に出たり、高い場所から落ちてピンチに陥ったりと、お転婆でトラブルメーカーな一面を持ちます。そんなマリーをからかいながらも、いざとなると守ろうとする兄たちの包容力こそが、この兄妹関係の真骨頂です。