Excelのセル内で文字を任意の位置で改行させるには、通常の入力確定とは異なる専用のキーボードショートカットを用います。作業環境によってキーの組み合わせが異なるため、自身の環境に応じた正確な操作を押さえておくことが重要です。
Windows環境における標準操作は、セルをダブルクリックするか「F2」キーを押して編集状態にしたうえで、「Alt + Enter」を同時に押します。このキー操作を行うと、カーソルのある位置で即座に改行コードが挿入され、同一セル内で次の行へテキストを書き継ぐことが可能です。
一方、Mac環境ではキー配列の違いから複数の入力パターンが存在します。最も標準的かつ確実な操作は「Option + Command + Return」ですが、キーボードの設定やバージョンによっては「Control + Option + Return」でも改行が実行されます。MacBookやMagic Keyboardをお使いの現場では、この修飾キーの違いでつまずくケースが多いため、まずは両方の組み合わせを試してみるとよいでしょう。
ブラウザ上で動作するExcel Online(Web版)では、基本的にはWindowsと同じく「Alt + Enter」で改行できます。ただし、ブラウザ側の拡張機能やショートカット設定と干渉する場合があるため、必ずセルの編集バー(数式バー)内をクリックするか「F2」キーで完全に編集モードへ移行してから入力する必要があります。
さらに、iPadやiPhone、Androidといったモバイルアプリ版Excelでは、オンスクリーンキーボードの「改行」キーをタップするか、テキスト選択時に表示されるポップアップメニューから「改行」を選択することで同一セル内改行が可能です。
なお、クラウドワークで併用される機会の多いGoogleスプレッドシートでは、Windowsにおいて「Ctrl + Enter」または「Alt + Enter」、Macにおいて「Command + Enter」でも改行できるため、Excelとの操作の違いに留意してください。