【進撃】始祖の巨人の能力はなぜ最強?エレンが使えた条件と衝撃の真相

【進撃】始祖の巨人の能力はなぜ最強?エレンが使えた条件と衝撃の真相

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始祖の巨人が持つすべての能力を完全に引き出すためには、初代フリッツ王の血を直接継承する「王家の血筋」であることが不可欠な前提条件でした。しかし、ここには物語を二転三転させた巨大な構造的トラップが仕掛けられていました。

それが、巨人大戦の末にパラディ島へ逃れた第145代カール・フリッツが創出した「不戦の契り」です。

カール・フリッツは、エルディア帝国が歴史上犯した殺戮の罪を深く悔い、「もしエルディアが滅びるならばそれを受け入れる」という極端な平和主義・自虐思想を抱きました。彼は始祖の巨人を継承する際、始祖ユミルとの間に精神的契約を結び、以降「王家の血を引く者が始祖を継承した場合、カール・フリッツの思想に精神を完全支配され、壁外への攻撃や反撃の意志を一切奪われる」という絶対的な呪縛を完成させたのです。

これにより、作中世界には以下の絶望的なパラドックスが生じることとなりました。

  • 王家の人間が継承した場合:始祖の能力を100%発動できるが、「不戦の契り」により戦う意志を封殺される(ウーリ・レイスやフリーダ・レイスの悲劇)。
  • 王家以外の人間が継承した場合:「不戦の契り」には縛られないが、能力を発動するための「アクセスキー(王家の血)」を持たないため、始祖の力を一切行使できない。

この二重封印こそが、エルディア人を100年間にわたり壁の中に閉じ込め、世界の脅威から無防備な状態に晒し続けた元凶でした。

山口 彩花
著者

山口 彩花

グルメと旅を愛するフリーライター。全国各地の隠れた魅力を独自の視点から紹介します。