Q1:抗がん剤の副作用は2回目以降、必ず1回目より重くなりますか?
A1:必ずしも全員がすべての症状で重くなるわけではありません。吐き気や嘔吐などは初回の反応を見て制吐薬が強化されるため、2回目以降のほうが楽になるケースもあります。ただし、骨髄抑制(貧血や白血球減少)や倦怠感、末梢神経障害といった蓄積毒性に関しては、身体の回復速度が追いつかず、回数を重ねるほど強く自覚される傾向があります。
Q2:3回目以降でベッドから動けなくなった場合、どう対処すべきですか?
A2:無理をして動こうとせず、水分が摂取できているかを確認した上で、躊躇なく病院の外来またはがん相談支援センターへ連絡してください。高熱(37.5度以上)を伴う場合は、好中球減少による「発熱性好中球減少症」の疑いがあり、即座に抗生剤治療が必要な緊急事態の可能性があります。熱がない場合でも、脱水や極度の貧血が動けない原因になっていることがあります。
Q3:減薬や休薬を主治医に切り出すベストなタイミングや言い方はありますか?
A3:次回の投与前日や当日の診察時ではなく、症状が最も重かった時期の具体的な生活支障を伝えるのが効果的です。「辛いです」という主観だけでなく、「投与後4日目から3日間、食事の支度ができずトイレ以外起き上がれなかった」「箸が持てず、ペットボトルの蓋が開けられなくなった」など、具体的な日常生活の困りごとを伝えると、医師はガイドラインに沿った減薬・休薬の判断を下しやすくなります。
Q4:手足のしびれ(末梢神経障害)は治療が終われば自然に治りますか?
A4:治療終了後に数ヶ月から1年ほどかけて徐々に軽快していくケースが多いですが、神経が深く傷ついた場合は数年間にわたり症状が残存することもあります。完全に麻痺が固まってしまうと改善が難しくなるため、しびれが「足の裏に何かが貼り付いている感じ」「ボタンが留められない」レベルに達した段階で、速やかに主治医に伝えて薬剤調整を行うことが最大の予防策です。