フレンドパークのパジェロコール真相!当選芸能人の税金と消えた理由

フレンドパークのパジェロコール真相!当選芸能人の税金と消えた理由

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視聴者にとっては夢のような車輪のプレゼントでしたが、実際にダーツを命中させた芸能人の前には、極めて現実的な「日本の税制」が立ちはだかりました。クイズやゲーム番組で獲得した高額賞品は、税法上「一時所得」として扱われます。

一時所得の計算式は「(賞品の時価評価額 - 特別控除50万円)× 1/2」となり、この金額がその年の総所得に合算されて累進課税が適用されます。当時番組で提供されていたパジェロの上位グレードは、車両本体価格にして約350万〜450万円前後でした。すでに高額な出演料を得ている人気タレントの場合、所得税の最高税率(住民税と合わせて約50%超)が適用されるケースが一般的です。

当時の特番インタビューやタレントが自著・トーク番組で明かした実体験によると、夢の車を射止めた翌年の確定申告において、「100万円から150万円前後の現金納付」が追加で発生することになりました。さらに自動車税、重量税、自賠責保険料、都内の高額な月極駐車場代が毎月重くのしかかります。

そのため、免許を持っていない若手アイドルや、すでに自家用車を所有していたベテラン俳優のなかには、家族や親族に名義変更して譲渡したり、納車後すぐに専門業者へ売却・換金して税金の支払いに充てたりするケースが後を絶ちませんでした。「当たって大喜びしたものの、後からマネージャーに納税額を聞かされて青ざめた」というエピソードは、華やかなテレビ業界の裏にあるリアルな通過儀礼だったと言えます。

山本 拓海
著者

山本 拓海

デジタルガジェットとスマート家電の検証記事を多数執筆。失敗しないモノ選びを提案します。