学校法人湘南学園の歴史を紐解くと、創立期における教育思想家・小原國芳の存在に突き当たる。全人教育を唱えた彼の精神は、時代を超えて現在の校風の中にしっかりと息づいている。押しつけのスパルタ教育ではなく、生徒一人ひとりの「問い」を尊び、個性を開花させる土壌がここにある。
総合学習や探究活動の時間には、生徒が自らテーマを設定し、現地調査やインタビューを重ねて研究論文を作成する。自分で課題を見つけ、情報を集め、批判的思考をもって分析する――このプロセスの繰り返しこそが、教科書を暗記するだけでは得られない「本物の学力」を構築するのだ。