歴代キャスターの中でも、視聴者に最も強烈なインパクトを残したのが小澤陽子アナウンサーです。2016年春から番組に参加した小澤アナは、有田キャスターからの無茶振りや、解説員たちの破天荒な奇行に対しても、眉一つ動かさずに台本を進行。時にはプロ並みの手品(マジック)を真顔で披露するなど、番組のキラーコンテンツとして不可欠な存在となりました。
ネット上では一時期「番組降板の裏にトラブルがあったのではないか」といった根拠のない憶測が飛び交いましたが、実際の降板理由は2026年末の第1子妊娠に伴う産前産後休業でした。番組内でも有田キャスターやスタッフから温かく送り出されており、円満な一時離脱であったことは明白です。
そして2026年3月12日、小澤アナは自身の公式Instagramおよび日刊スポーツ等の報道を通じて、2026年6月をもってフジテレビを退社することを正式に発表しました。勝野健アナらと同時期の退社となり、10年以上に及ぶ局アナ生活に区切りをつける決断を下した形です。この発表直後からSNS上では、「小澤アナの脱力タイムズが大好きだった」「退社前にもう一度マジックで番組にサプライズ出演してほしい」といった惜しむ声と復帰を願うコメントが相次ぎました。
歴代アナウンサーの交代劇を見渡しても、そこにあるのは不仲やトラブルではなく、フジテレビアナウンス室における戦略的な世代交代と個々人のキャリアステージの変化です。過密な報道・スポーツ取材のスケジュールと、金曜夜のバラエティ収録とのバランスを考慮した必然のローテーションが行われてきたと言えます。