山口県出身の山本望叶は、2018年1月に開催された「第3回AKB48グループ ドラフト会議」にて、NMB48チームBIIから指名を受けて芸能界の門を叩きました。お披露目直後からその突出した美貌がファンの間で大きな話題を呼び、「ドラフト3期生に驚異の逸材がいる」と瞬く間に噂が拡散しました。
だが、その歩みは決して順風満帆な平坦路ではありませんでした。2019年末には体調不良による一時的な活動休止を余儀なくされ、その後も体調管理と向き合いながらの活動が続きました。そうした困難を乗り越え、彼女を不動のエースへと押し上げたのが、2022年9月にリリースされたNMB48の27thシングル『好きだ虫』でのセンター抜擢です。
当時、グループ運営が彼女を中央に据えたセンター抜擢理由は極めて明確でした。ファン投票企画での堂々たる上位ランクインという実績に加え、女性層への圧倒的なリーチ力を持つ山本をグループの「新しい顔」として提示することで、既存の男性ファン依存から脱却し、ブランドイメージを刷新する戦略的判断が働いたためです。この勝負手は見事に的中し、彼女の存在は全国的な認知を獲得していきます。
光文社から刊行された1st山本望叶写真集『そして、愛の告白』では、地元・下関のノスタルジックな風景と、ホテルの一室で見せたセンシュアルな表情が見事なコントラストを描き、アイドルの枠組みを超えた芸術作品として高い評価を得ました。この写真集の成功が、彼女の表現欲をさらに刺激したことは間違いありません。