検便でわかることの真相|便潜血陽性の病気と見逃せない大腸の危険信号の要点や背景を専門的かつ分かりやすくまとめました。全体像を一目で把握できます。
検便で用いられる主要な検査法について、検出対象、発見される代表的疾患、検査精度や基準値を客観データに基づき整理しました。
検査の種類検出対象と判明する疾患判定基準・感度データ臨床上の位置づけと評価便潜血検査(免疫法2回法)大腸がん、前がん病変ポリープ、炎症性腸疾患、憩室出血ヘモグロビン濃度(基準値:便1gあたり100〜150ng/mL以下で陰性)40歳以上の死亡率減少効果が科学的に証明された唯一のがん検診手法。腸内細菌検査(培養・PCR)腸管出血性大腸菌(O157等)、サルモネラ菌、赤痢、カンピロバクター定性判定(「検出せず」が正常/毒素産生遺伝子の有無)食品従事者・保育・介護職の公衆衛生管理に必須。集団感染の未然防止。ピロリ菌便中抗原検査ヘリコバクター・ピロリ感染(慢性胃炎、胃潰瘍、胃がんリスク)抗原抗体反応による定性・定量(感度・特異度ともに95%以上)呼気テストと並び極めて精度が高い。除菌判定や小児検診にも重用。便中カルプロテクチン検査潰瘍性大腸炎、クローン病(腸管内の好中球性炎症)基準値:50μg/g未満(過敏性腸症候群との高精度な鑑別が可能)内視鏡を回避・頻度低減しつつ腸管炎症の再燃や活動性を把握できる。