E-girlsが解散して数年が経過した今、SNSやオンラインコミュニティでは、彼女たちが遺した足跡を再評価する動きが急速に強まっています。「K-POPガールズグループが世界の音楽市場を席巻している現在だからこそ、E-girlsの凄さが身に染みてわかる」という投稿が度々万単位のリポストを集める現象が起きています。
当時のファンの生の声や、現場を追ってきた音楽関係者の意見を抽出すると、共通して以下の3点が称賛されています。
第一に、「激しいダンスを踊りながら完全に生歌で歌い切るフィジカルの強靭さ」です。口パクや被せの音源に頼らず、息を切らしながらもアリーナの隅々まで歌声を届けていたボーカル陣(鷲尾伶菜・藤井夏恋・武部柚那)の歌唱技術と、それを支えたパフォーマー陣のスタミナは、現代のデジタル加工された音楽シーンにおいて稀有な職人技でした。
第二に、「男性目線の『可愛らしさ』に迎合しない自立したカッコよさ」の提示です。従来の日本の女性アイドル像であった「未熟さを愛でる文化」とは一線を画し、鍛え抜かれた腹筋としなやかな筋肉美を武器にした彼女たちのスタイルは、同世代の女性ファンに絶大なエンパワーメントを与えました。
ファンのコミュニティでは「彼女たちの背中を見てダンスを始めた」「自分を強く持つ勇気をもらった」という声が今なお途絶えません。ただの懐古趣味にとどまらず、2010年代の日本の女性ダンス&ボーカルグループの最高峰として、彼女たちの実績は完全に定着しています。