なぜこれほどまでに彼女の体調を心配する声が上がったのか。理由はシンプルだ。テレビ番組で見かける頻度が全盛期に比べて減ったこと、そしてSNSに投稿される写真の中で、心なしか痩せて見えた時期があったからだ。ネットのアルゴリズムは、誰かが一度「痩せた?」「病気?」と検索すると、関連ワードを自動的に増幅させる。こうして実体のない「重病説」が作り上げられていった。
また、彼女もすでに70代後半を迎えている。年齢的な衰えを心配するファン心理が、過剰な反応を生んでしまった側面も否定できない。ちょっとした体調不良や、スケジュール調整による休養が、ネット上では大病の予兆のように語られてしまうのが現代のネット社会の歪みと言えるだろう。