計画の白紙化が明るみに出たことで、SNSや地元コミュニティでは多種多様な意見が交錯しています。消費者の利便性を歓迎していた層と、生活環境の激変を恐れていた地元住民との間には、明確な意識の分断が存在していました。
歓迎派・コストコファンの声:「近隣県まで通う負担から解放されたかった」
岡山県内にはこれまでコストコの実店舗が存在せず、ファンは兵庫県の「神戸垂水倉庫店」「尼崎倉庫店」や広島県の「広島倉庫店」まで片道1〜2時間以上かけて遠征せざるを得ない状況が続いていました。
ネット上の掲示板やSNSでは、「岡山初のコストコ誕生を本当に心待ちにしていた」「ガソリンスタンド併設のコストコができれば地域全体の燃料価格競争にも繋がったはず」といった落胆の声が相次いでいます。特に子育て世代やファミリー層からは、日用品のまとめ買いやエンタメ型ショッピングの場が失われたことに対する失望感が色濃く滲み出ています。
地元定住層・反対派の声:「生活道路のパンクと行政の暴走は看過できなかった」
一方で、山陽IC周辺に居を構える住民や農業関係者からは、安堵の声とともに市政への厳しい批判が聞かれます。
「休日のたびに自宅前の道路が動かなくなる恐怖があった」「地元商店街や既存スーパーへの打撃をどう考えていたのか」「行政が拙速に話を進めすぎた結果の自滅ではないか」といったリアルな指摘が目立ちます。地域密着型の静かな住環境を守りたい住民にとって、広域集客型メガモールの進出は必ずしも歓迎すべき開発ではなかった実態が浮き彫りとなっています。