春の富山湾の海水温は10℃前後と非常に冷たく、深夜の浜風に晒されると体感温度は氷点下近くまで下がります。また、八重津浜をはじめとする富山湾の砂浜は波打ち際から数メートル先で急激に深くなる「ドロップオフ(すり鉢状の急深地形)」が多く、一歩足を踏み外せば命に関わる重大事故につながります。
安全かつ快適にホタルイカ掬いを楽しむためのホタルイカ掬いウェーダー装備および必須アイテムは以下の通りです。
【必須装備リスト】
・ネオプレン製チェストハイウェーダー:春先の低水温では一般的なナイロン製ウェーダーでは下半身が冷え切り、数十分で動けなくなります。厚さ4mm以上の保温性に優れたネオプレン製が必須です。
・自動膨張式またはフローティングベスト(ライフジャケット):万が一ウェーダー内部に海水が浸入した場合、水圧と水の重みで自力浮上が極めて困難になります。命を守るため、ライフジャケットの着用は絶対条件です。
・長柄の網(タモ網・幅30〜40cm程度/網目5mm以下):柄の長さが1.5m〜2m程度ある軽量アルミシャフトのものが最適です。網目が粗いとイカが網目をすり抜けてしまいます。
・防水ヘッドライト&予備バッテリー:両手が自由に使えるヘッドライトは必須。赤色点灯モード付きのものを選ぶと、海面を無駄に照らさずイカを警戒させません。
・蓋付きバケツ/クーラーボックス+保冷剤:掬ったホタルイカを活かして持ち帰る、または鮮度を保つためにクーラーボックスへ氷水(海水+氷)を準備しておきます。
現場では決して無理に深みへ立ち込まず、「水深は膝下まで」を厳守することが安全確保の鉄則です。