伝統的な信仰を守り続ける宗教法人(神道)としての厳格な佇まいを保ちながらも、地域社会との協調が進んでいる。神社本庁の包括下にある由緒正しい社として教義と祭祀の尊厳を守る一方で、過疎化が進む山間地域を活性化させる拠点としての役割も担い始めた。
地元自治体や三条市観光協会は、五十嵐神社を中心とした「ルーツツーリズム」の受け入れ態勢を整備。周辺の観光・旅行業に携わる宿泊施設や交通機関と連携し、下田郷の豊かな自然環境、名物の手打ち蕎麦、秘湯温泉を組み合わせた滞在型ツアーが好評を博している。姓のルーツを辿る旅は、地域経済を力強く潤す新たな原動力になりつつある。