玉葉妃と猫猫の運命的な出会いは、愛娘である鈴麗公主の命を脅かした「白粉(おしろい)鉛中毒事件」でした。当時、宮中で流行していた化粧用の白粉に毒性があることに気づいた猫猫が、人知れず布切れに警告を書き残したことが発端です。
我が子の異変にいち早く気づき、警告を受け入れて白粉の使用を即座に中止した玉葉妃の決断力が、鈴麗の命を救いました。その後、後宮の宦官・壬氏(ジンシ)を通じて警告の主が下級宮女の猫猫であることを突き止めると、玉葉妃は彼女の才能を高く評価し、翡翠宮の毒味役兼侍女として迎え入れます。
この一件以降、翡翠宮には数々の毒殺未遂事件や悪意ある罠が仕掛けられますが、猫猫の卓越した知識と機転、そして玉葉妃の冷静沈着な対応によって幾度も難を逃れます。玉葉妃にとって猫猫は単なる優秀な毒味役ではなく、自身の命と子供の未来を託せる「唯一無二の戦友」とも呼べる存在へ変化していきました。