一方で、ゴンたちより少し年上の「大人組」はどうだろうか。ハンター試験開始時、クラピカは17歳、レオリオは19歳だった。彼らはすでにティーンエイジャーの境界線上にいたのだ。
現在進行中の王位継承戦において、実質的な主人公として奔走するクラピカは、すでに19歳か20歳に達している計算になる。緋の眼を取り戻すための代償として、自らの寿命を削る「絶対時間(エンペラータイム)」を酷使する彼の姿は、あまりにも痛々しい。実年齢以上の老成と、精神的な摩耗が彼を包む。一方、医師を目指して勉強を続け、十二支んの一員となったレオリオは21歳前後。彼の持つ「若者らしい青臭さ」と「大人としての責任感」のバランスは、この過酷な世界観における唯一の救いと言えるかもしれない。