長年にわたり日本の英語教育の現場を見つめ、数々のベストセラーを世に送り出してきたデイビッド・セイン氏は、日本人が無意識に犯す「直訳の罠」について度々警鐘を鳴らしている。セイン氏の指摘によれば、日本人は自己主張を和らげる目的で「多分」を多用するが、それが英語圏では「責任逃れ」と解釈されるケースが後を絶たないという。
British Councilが提唱するグローバルコミュニケーションの指針でも、多文化間対話における「明瞭性」と「相手への敬意」のバランスが最重要視されている。発言の責任レベルを正確に相手へ手渡すことこそが、真のインターカルチュラル・リテラシーなのだ。