では、なぜこれほど「かつおぶし説」が広まったのか。背景には動画プラットフォームの存在がある。
近年、YouTubeなどで「身近な食材を食べさせてみた」といった企画動画が多数投稿され、数十万回再生されるケースが目立つ。動くものに反応する習性を利用し、ピンセットで揺らしたかつお節を喰いつかせる映像が「手軽な餌」としての誤認を拡散させた格好だ。
一方で、専門誌『ビバリウムガイド』をはじめとする飼育メディアは、こうした安易な代替食に対して一貫して警鐘を鳴らし続けている。インパクトを重視するSNSの情報と、長年の飼育ノウハウに基づく専門情報のギャップが、飼育現場での混乱を生み出している。