リシャールミルを愛用する芸能人一覧!タモリらが選ぶ理由と億超えの真相

リシャールミルを愛用する芸能人一覧!タモリらが選ぶ理由と億超えの真相

リシャールミルを愛用する芸能人一覧!タモリらが選ぶ理由と億超えの真相にまつわる最新トピックを分かりやすく発信ます。

リシャール・ミルのプライスタグを目にしたとき、多くの人が「なぜこれほどまでに高いのか」という純粋な疑問を抱きます。エントリーモデルですら2,000万円を超え、複雑機構を搭載したモデルや限定品は二次流通市場で1億円から3億円以上の値がつくことも珍しくありません。この常軌を逸した価格設定と高騰には、時計製造の常識を覆した3つの構造的理由が存在します。

第一の理由は、航空宇宙産業やF1マシン直系の最先端ハイテク素材と製造工法です。リシャール・ミルは、従来の高級時計で主流だったゴールドやプラチナといった貴金属に頼るのではなく、カーボンTPT®、クオーツTPT®、チタン合金(グレード5)、ナノチューブなど、加工が極めて困難な新素材を惜しみなく投入しています。ミクロン単位の精度で切削加工を行うケースの製造には、一般的な工作機械ではなく専用の多軸マシニングセンタを用い、数カ月もの時間を要します。製造過程で生じる歩留まり(不良率)の高さも織り込み済みで妥協なき品質を追求するため、原価構造そのものが他社と一線を画しています。

第二に挙げられるのが、徹底して絞り込まれた極少の年間生産数です。老舗大手ブランドが年間数万本から数十万本を世界へ出荷するのに対し、リシャール・ミルの年間生産本数は全世界合計でも約5,300本前後に抑えられています。職人の手作業による極限の仕上げとテスト工程を要するため、仮に需要がどれほど爆発しようとも、物理的に増産することができません。「世界中の富裕層の総数」に対して「供給可能な本数」が決定的に不足しているという需給の不均衡が、一次流通・二次流通を問わない価格高騰の土台となっています。

第三に、超富裕層マネーの避難先としての強固な資産価値です。近年のグローバルなインフレ局面において、希少性の高い実物資産へ資金を逃避させる動きが加速しました。その中でもリシャール・ミルは、コンディションが良好であれば定価の1.5倍から2.5倍以上で買い取られるケースが常態化しており、「購入した瞬間に含み益が発生する時計」として国際的なオークションやプライベートバンクの顧客間でも特別な流動性アセットとして扱われています。

加藤 愛美
著者

加藤 愛美

マーケティングと消費者心理のトレンドを分析し、現代のヒット商品の背景を読み解きます。