店の扉を開けると、そこはまるで空港のボーディングゲートだ。運営を手がける株式会社PACKが掲げたコンセプトは極めて明快でありながら、極めて刺激的。「FUK」というコードネームは、言わずと知れた福岡空港の都市コードに由来する。
コンクリート打ち放しのミニマルな内装に、鮮やかなイエローやシルバーのスチール什器が映える。荷物タグを思わせるドリップバッグのデザインやフライトインフォメーション風のメニューボード。旅立ちの前の高揚感と、どこか懐かしい日常の安らぎが同居する空間は、旅好きのみならず地元ワーカーたちのサードプレイスとしても定着した。